どうもぺぽです。
前回の投稿から日が空いてしまいましたが、3日坊主になったわけではありません。
WordPressの設定やらの壁にぶちあたっておりました。(未だに難しいことが多いですが。。。
さて、では前回の借金までしてお金を投げたものがどうなっていったのかを書いていきたいと思います。
◆最初の記事はこちら
◆前回の記事はこちら
それぞれのお金のその後
金の投資
後輩Aの案件に乗っかって出してしまった50万円の金の投資のその後。
投資内容
簡潔に内容を言うと、数百億単位の金の交易(トレード)を行っている海外のトレーダーとの繋がりがあるので、今回特別に少額でも一緒に運用してくれて月利10%を配当してくれるというものでした。
なんとも怪しい話ですよね。。
普段はメガバンクに数十億以上の資産を持つ超富裕層向けに金のトレードを行い、一般層にはおろさない案件を限定10口座分だけ運用してくれるらしく、1口座ごとに1台のパソコンを用意して運用するのだそう。
図解するとこんな感じです。
※説明難しいのでイメージです。
投資金50万円の内訳
投げた50万円の更に細かい内訳として以下のようになっていました。
- ・口座開設費用 25万円
- ・運用資金 25万円
1口座開設に1台のパソコン準備と口座開設手数料として25万円が必要だと言うことで、半分は口座開設費用に消えました。
残りの25万円でいざ運用ということで、口座開設費用も合わせて50万円回収するのに20ヶ月(2年6ヶ月)の旅路が始まりました。
最初は支払われた配当金
初めての投資運用で少し不安もありながら始まった金のトレード投資。
運用され始めてから2ヶ月目、配当金10%の2万5,000円がきちんと振り込まれて最初に聞いていた話通りきちんと振り込みがあったので、「おーちゃんと運用されてる!」と喜んでいました。
その後も3ヶ月ほど毎月振り込みがあり安心していたのですが、ここから雲行きが怪しくなっていきます。
毎月の振り込みは後輩Aから振り込まれていたのですが、6ヶ月目の約束の期日に振り込みがされていませんでした。
僕は後輩Aに連絡して振り込みの確認をしたところ、「海外に出張に来てしまっていて振り込みの手続きができていなかったので帰国後に振り込みます。」と言われました。
そうか、それなら待つしか無いか。と素直な僕は信じて待つことに。
その後、数日して帰国した後輩Aから「遅れてすみません。」という連絡と振り込みがされていたため、相手も人間だしこういうこともあるよなとその時は納得してしまいました。
しかし、その翌月の期日にも振り込みがされておらずまた後輩Aに連絡をすると「また振り込み遅れているので待ってください。」と連絡が。
さすがに2回目になったので、不安を覚えて来ていました。
その後も何週間か待った後も振り込みがあることはなく、再度連絡をすると「トレードの出勤額が大きすぎるため銀行から調査が入り出金停止になっています。」と回答が。
もうこの回答で、富裕層のお金をよく動かしているトレーダーなのにこんなちょうど良いタイミングでそんなことあるか?とだいぶ疑心暗鬼になっていました。
返ってこなくなった配当金
最終的に出金停止になったという配当金は、その後一切振り込まれることはありませんでした。
そして後輩Aにその件に関して聞いても、「僕にもどうしようもできないことなので諦めてください。投資は自己責任です。」の一言。
初めての投資だったので「投資は自己責任」は確かになと思いましたが、後輩Aの不誠実さや自分は何も悪く無いという態度に怒りを覚えました。
きっと最初から運用などされていなくて、50万円をポケットに入れてちゃんと配当出ていますよというパフォーマンスをされていたんだなと。
結局配当金として返ってきたのは12万5,000円の運用額の半額。
総額50万円と差し引きして37万5,000円の損失となりました。
安易に儲け話に乗ってしまった自分の不甲斐なさを学んだ案件でした。
ネットワークビジネス(NB)
レシートの情報を提供すると現金キャッシュバックが貰えるNBに出した80万円のその後。
※金のトレードに投資して、配当の振り込みが無くなるまでの間に完結した話です。
※ちなみに今はネットワークビジネスは完全アンチです。
投資内容
簡潔に内容を言うと、キャッシュバックのネットワークビジネスをフィリピンに持って行きそこで組織を一気に作るので、登録費用を出しませんか?というものでした。
レシート情報から取得できるビッグデータが企業にとっては喉から手が出るほど欲しいデータなので、その提供の見返りに現金キャッシュバックをするという内容だったので、お得じゃん?と思ってしまいました。
後輩A曰く、フィリピンはビジネスへのハングリー精神は強いものの日本円数万円分の登録費用を捻出するのが難しいので、その費用を用意してくれたら一気に組織を伸ばしてくるとのことでした。
これは金の投資のように難しいこともなく、登録費用の肩代わりをしてくれという話でした。
当時はネットワークビジネスに対して中立的な立場でしたが、自分の投げたお金でフィリピンの人も稼げるようになるなら良いんじゃないかと思って投げてしまいしまたね。
作られなかった組織
用意した80万円を渡しあとは組織が作られるだけだと息巻いていましたが、すぐに危機は訪れました。
僕が取り組もうとしていたネットワークビジネスの会社がもう保たないと言うことで会社自体が無くなることになったのです。
アメリカの会社で、日本の会員の人も何名か現地まで会社や社長の存在を確認しに行き、出金に関してもデビットカードを発行してきちんと出金できていたのに、経営が上手くできていなかったとか。。
これに関しては後輩Aの関与は無く、本当にNB会社の方の問題だったらしくどうしようもありませんでした。
そして組織作りのために投げた80万円は既にフィリピンの方にいってしまっていてすぐには返せないと言われ、どうしようかと困っていました。
後発の会社で
80万円の返金で困っていたところに新しい話が流れてきました。
それが無くなる会社の副社長が事業をそのまま引き抜いて新会社で始めるというもの。
副社長曰く、「この事業自体は素晴らしいものだからなんとしても継続させていきたい。」ということで副社長が熱意を持って存続させるべく奮起したとのことでした。
事業内容も仕組みもほとんど変わらず運営させていくということで、僕が投げた80万円もその新会社の方での組織作りに活用するということになりました。
ただここでも雲行きが怪しくなっていきます。
副社長が事業を引き抜くにあたって、無くす会社の社長とある約束を交わしていました。
- 社長が新会社へ出資金を支払う
- 新会社の売上の数%を社長に報酬として支払うこと
ただこの約束、1の出資金に関しては口約束で、2の報酬支払いだけ契約書を交わしていたらしく、1に関しては法的拘束力が無いものだったんです。
新会社の運営は途中までできていたのですが、結局出資金を貰えないままになり出金が途中でできなくなるなどの事態に見舞われてしまいました。
そして一番衝撃だったのが副社長が実は存在していない人物だったという事実が発覚したことでした。
そんなことあるん??と思いましたが、結局はお金を集められればなんでもありなんですね。。。
最終的に僕が投げた80万円は後発の事業の組織作りの費用として充てられ、帰らぬお金となりました。
事業投資
就労支援者事業に出した820万円のその後。
※金のトレードの後に出資して、一番長く続いた案件です。
投資内容
簡潔に内容を言うと、障がい福祉サービス事業を設立して障がい者の利用者さんに働いてもらうことにより、就労支援者事業者として給付金や助成金を申請してその利益を得るというものでした。
就労支援者事業所の数よりも障がい者の方の数の方が多いらしく、障がい福祉サービス事業を設立すると働いてくれる利用者さんが定員まですぐに集まるので、容易に給付金や助成金を貰える条件を達成できると説明されました。
ただ、やはり820万円は大金のため躊躇はあったのですが、利益が出るまでは借り入れた時の毎月の返済額分に関しては先出しで補ってくれるということだったので、それなら安心だと思って最終的に投資することに決めてしまいました。
実際に運営された事業
就労支援者事業の給付金・助成金は実際に事業所や利用者さんが仕事をして売上を出している実態などがなければならないので、事業所確保・法人登記などの申請もあり投資してから実際の事業開始まで6ヶ月はただひたすら待ち状態でした。
一応この間にもきちんと返済分は毎月振り込まれていたので安心していました。
そして投資した翌年度の4月から事業の運営は開始され、僕の同級生が手伝いでその事業所に行ってくれていたので、運営されている実態や存在も確認できてより一層安心と期待に胸を膨らませていました。
隠された運営実態
隠し事①
事業開始から半年間はずっと任せたままで、毎月の返済分の先出しがプラスの利益に変わるのはいつかな〜なんて考えていながら過ごしていました。
そんな時に、事業所で手伝ってくれていた同級生からの連絡があり、色々と雲行きの悪い状況であることを聞きました。
事業所の運営は画像のようにコンサルRが最終請負でやることになっていて、コンサルRの運営のもと順調に進んでいると思っていました。
しかし、同級生から
「実は事業所が始まって3ヶ月目くらいまではコンサルRが運営をしていたが、Rの不正がありRとの縁を切ってAが独自に事業所運営をしている。」※下画像参照
という連絡を受けて、初めて当初の予定通りにはいっていない事実があったことを知りました。
しかもその事実については同級生からの連絡で知り、こちらからAに連絡を送るまでは一切話す気が無かったとのこと。。
Aいわく
「わざわざ心配事を増やす連絡はしないでおこう。」
という気遣いのつもりだったそうなのですが、こちらからすると重要なことを連絡してこない人物として信用できなくなる行動でした。
隠し事②
Aに独自運営が切り替わってもまだ事業所の存続もできているので良かったと少し安心していたのですが、より重要な隠し事をAにされていたことを同級生から知らされました。
事業運営から約9ヶ月経過した時にまた
「今事業所の運営がずっと赤字でこのままだと体力的に給付金・補助金が降りるまで保たない可能性が高い。」
という連絡が同級生から先に入ったのです。
また「心配事を増やさないように」という気遣いで連絡をしないとかの言い訳もあるのかな?と思いもしたのですが、それ以上に不審に繋がることがありました。
それが、毎月の返済分の先出しが遅れるようになり、その連絡がAから来ないということです。
Aは運営状態が悪化していることも、返済分の捻出が難しいかもしれないことも一切連絡をよこさず、ひた隠しにしていました。
遅れ始めた最初の頃は少しレスポンスは遅いながらもLINEの返信も返ってきていたのですが、次第にLINEの既読もつかない状態になり連絡がどんどん取れなくなっていきました。
さすがに我慢の限界も来て、
「連絡が取れないと困るので、関係者各位から連絡の取れる方を探させて頂きます。」
と送った途端、ものの数分で既読がつき電話をくれと言われました。。
なんてわかりやすい性格なんだ。。とも思いましたが、とりあえずなんとか電話で話をすることができました。
利益にならなかった就労支援者事業
長らく連絡が取れていなかったのですが、電話で初めてどういう状況なのかを知って驚愕しました。
それが
「体力的にもう事業を続けるのが難しいので返済分の先出しは継続できない。事業に関しては次の3つの選択肢で考えてくれ。」
というものでした。
3つの選択肢は
- 出資者としての権利を放棄して後はAに任せる。
- 事業所に出資してくれる人を見つける。
- 自分で追加出資する。
で、2と3は現実的に考えても難しかったため、実質の選択肢は1のみ。
この時には既にAに対する信用は皆無だったため、本当は黒字だけど利益を独り占めしたいがためにこういった提案をしているのではないか?なども脳裏によぎりましたが、知識なども無かった僕は不安の中で1を選択してしまいました。
残ったものは…
結局、借金をして注ぎ込んだものは失敗に終わり、多額の借金だけが残る状態となってしまいました。
就労支援者事業の時に毎月返済分として先出しで貰っていたお金は約420万円ほど返って来ていましたが、給付金・補助金が確実に入ってくると浮かれていて不安定な仕事をしていたため、その当時から生活費に充てたりなど自転車操業をしてしまっていました。
自分の落胆的な考えや、世の中のことに疎かったことで招いてしまったことなので、今でも自己責任として心に深く刻んでいる1年6ヶ月の出来事でした。
これが借金してまで投げたお金の全貌になります。
上手い話にはウラがある
高い勉強代でした(泣
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